口呼吸が背を低くするって本当?成長との意外な関係

お子さんが、気づくとお口がぽかんと開いている。
寝ているときに口で息をしている気がする。
そんな様子を見て、
これって大丈夫なのかな?
成長に影響はある?
と不安になる方も多いのではないでしょうか。
管理栄養士 柚希今回は、口呼吸が身長や成長に関係するのかについて、できるだけ分かりやすくお伝えします。
そもそも口呼吸って何?


本来、人は鼻で呼吸するのが自然です。
鼻は、空気を温めたり、ホコリや菌を防いだりする大切な役割を持っています。
それに対して口呼吸は、
- 無意識に口が開いている
- 寝ているときに口で息をしている
- 鼻が詰まっていないのに口で呼吸している
こういった状態を指します。
鼻が詰まっているときの一時的な口呼吸は問題ありません。
クセになっているかどうかがポイントです。
口呼吸で背が低くなるって本当?
結論から言うと、口呼吸そのものが直接、身長を低くするわけではありません。
ただし、「成長に悪影響を及ぼす可能性はある」というのが正確な表現になります。
では、なぜ関係があると言われるのでしょうか。
成長に影響しやすい理由① 姿勢が崩れやすい


口呼吸の子は、
- あごが前に出る
- 首が前に傾く
- 猫背になりやすい
といった姿勢になりがちです。
この状態が続くと、
背骨がまっすぐ伸びにくくなる
→ 見た目の身長が低く見える
→ 成長期に正しい姿勢で過ごせない
という影響が出やすくなります。



姿勢って、毎日の積み重ねが本当に大きいんですよね
成長に影響しやすい理由② 睡眠の質が下がる


口呼吸の子は、
- いびきをかきやすい
- 眠りが浅くなりやすい
- 夜中に目が覚めやすい
といった傾向があります。
実は、身長を伸ばす成長ホルモンは、深い睡眠中にたくさん分泌されます。
つまり、
眠りの質が下がる
→ 成長ホルモンが十分に出にくい
→ 成長の伸びに影響する可能性
という流れになってしまいます。
成長に影響しやすい理由③ 口周りの筋肉が弱くなる
口呼吸が続くと、口・舌・あご周りの筋肉がうまく使われなくなります。
その結果、
- あごが小さくなりやすい
- 歯並びが乱れやすい
- 顔のバランスが崩れやすい
といった変化が起こることも。
これが、姿勢や呼吸のクセにつながり、成長全体に影響するケースがあります。
実際にあった体験談


わが家でも、寝ているときに口が開いている時期がありました。
最初は「かわいい寝顔だな」くらいに思っていたのですが、朝起きたときに口が乾いていたり、日中もぽかん口が多かったりして、少し気になるように。
意識して、
- 鼻づまりのチェック
- 姿勢を正す声かけ
- 日中に口を閉じる練習
を続けたところ、いつの間にか口呼吸が減っていきました。



「早めに気づけてよかったな」と今では思います
今日からできる、やさしい対策
無理に直そうとする必要はありません。
まずは、できることから少しずつで大丈夫です。
- 鼻が詰まりやすい場合は耳鼻科で相談
- 食事のときによく噛む
- 姿勢を意識する声かけ
- 口を閉じる遊びやトレーニングを取り入れる
まとめ
口呼吸は、それだけで背が低くなる原因ではありません。
ただし、姿勢、睡眠、成長ホルモンといった大切な要素に影響しやすいため、成長期の子どもにとっては注意して見てあげたいポイントです。



「気づいた今」が、一番早いタイミング。
できることから少しずつ、お子さんの健やかな成長を支えていきたいですね。



